歯も体の一部であるため、歯を失うことは体に様々な悪影響を及ぼします。 歯がなくなることで噛み合わせが悪くなり筋肉のバランスが崩れて顔が歪んだり、肩こりにつながったりすることもあります。その他にも、発声が悪くなったり、脳への刺激が低下して認知症を起こしやすくなったりするとも言われています。
当院では患者さんに健康な毎日を過ごしていただくための第一歩として、次のことをお約束しています。
当院では口腔内写真を撮影してモニターに表示し、患者さんに実際にご覧いただくことで、ご自身の口の状態をご理解いただいています。
また、むし歯の部分が赤くなる齲蝕検知液を使って、具体的に歯のどの部分が悪くなっているかも把握していただきます。
むし歯や歯周病を防ぐためには生活習慣の見直しも大切です。当院では次のようなアドバイスを行っています。
口の中の食べ物はむし歯菌に栄養を与え、むし歯菌が酸をつくる作用を強めます。唾液がこの酸を中和してくれるのですが、だらだら食べていると酸が長時間出っ放しになるため中和が追い付かなくなり、むし歯を引き起こしやすくなります。
食べ物と同じように糖分もむし歯菌の大好物です。そのため、アメを長時間なめることもなるべく避けましょう。
キシリトール入りのアメにしましょう
キシリトールはむし歯菌の栄養にならない成分のため、アメをなめたいときはキシリトール入りのアメにして、なめる時間はなるべく短くすることを心掛けましょう。
当院では患者さん一人ひとりの口に合ったケア用品をお勧めしています。もちろん、強制ではありませんのでご安心ください。
例えば、当院では「柔らかめ」「極細毛」の歯ブラシをお勧めしています。その理由は、日本人の歯ぐきは薄いため、「普通」でも歯ぐきを削ってしまい、知覚過敏などの原因になることがあるためです。
歯ブラシの硬さの基準は戦後、欧米から導入されたものですので、あまり日本人の歯ぐきには合っていないと言えるでしょう。
検診では、患者さんの口が健康な状態を保っているかどうかをチェックします。 むし歯や歯周病がないか、詰め物や被せ物の具合はどうか、正しいブラッシングを行っているかなどを総合的に診ることで、患者さん一人ひとりに合ったアドバイスや治療、歯のクリーニングなどを行います。
1口腔内診断&カウンセリング
口の中を目視で確認するほか、口腔内写真を撮影したり、むし歯の部分がわかる齲蝕検知液を使ったりしながら診断を行います。また、口の中の違和感や痛み、日ごろのブラッシングなどについてもお尋ねします。
2ご説明
診断結果をもとに、口の中の状態をご説明します。
3クリーニング・治療
歯の汚れや着色がひどい場合には、ジェット噴射で取り除くエアフローによってクリーニングを行います。また、むし歯や歯周病がある場合には治療を行います。
4ケア方法のアドバイス